制作記01(2017. 11. 03)
漆黒の紙に真黒のインクを乗せる。ぎりぎり見える明度の差が生まれる。多分、夜中の散歩が教えてくれた色だけれど、印刷とは一瞬を保存してくれるすばらしい発明なのだと、改めて。
紙|ビオトープGA-FS 60kg
色|ミッドナイトブルー
制作記02(2017. 11. 05)
三角好きの方へ。 7ミリ以下の三角。手で切るのでひとつひとつ微妙に大きさが違ったり、角が折れたり丸くなったり破れたりする。集合や繰り返すことで生まれる美しさみたいなものを考える。
紙|玉しき きっか 100kg
色|あさぎ
制作記03(2017. 11. 12)
使う紙。60種類。こんなに多くの紙を一度に所持したのは初めてのこと。 お気に入りはNTスフールとハンマートーン。
制作記04(2017. 11. 13)
透けるもの好きの方へ。
こまかなエンボスとしなやかな手触り。規則的な切れ込みから不規則の光がこぼれる。
紙|タント-e 100kg
色|E-66
制作記05(2017. 11. 21)
これが何になるというのか、わからないから捨てられない。母に見せると「ほしのすなみたい」と言った。捨てない理由を見つけてもらった。
紙|20種類くらい
制作記06(2017. 11. 22)
落ち葉みたい。今年はまだ紅葉も見ていない。
自然な風合いを持つ里紙は、意外に繊維の絡まりが強く、硬い印象。
紙|里紙
色|からし / 柿
制作記07(2017. 12. 1)
作品の核になる部分。
紙粒(かみつぶ)と呼ぶことにした。
印刷して、切って、折って、数が集まると、紫陽花のように。
紙|NYラシャ 100kg
色|グレー 10、みずいろ
コウゴ・カナエ
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