2018-12-09

制作録〈一〉

カミツブ

制作記01（2017. 11. 03）

漆黒の紙に真黒のインクを乗せる。ぎりぎり見える明度の差が生まれる。多分、夜中の散歩が教えてくれた色だけれど、印刷とは一瞬を保存してくれるすばらしい発明なのだと、改めて。

紙｜ビオトープGA-FS 60kg
色｜ミッドナイトブルー

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制作記02（2017. 11. 05）

三角好きの方へ。 7ミリ以下の三角。手で切るのでひとつひとつ微妙に大きさが違ったり、角が折れたり丸くなったり破れたりする。集合や繰り返すことで生まれる美しさみたいなものを考える。

紙｜玉しききっか 100kg

色｜あさぎ

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制作記03（2017. 11. 12）

使う紙。60種類。こんなに多くの紙を一度に所持したのは初めてのこと。お気に入りはNTスフールとハンマートーン。

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制作記04（2017. 11. 13）

透けるもの好きの方へ。
こまかなエンボスとしなやかな手触り。規則的な切れ込みから不規則の光がこぼれる。

紙｜タント-e 100kg
色｜E-66

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‏制作記05（2017. 11. 21）

これが何になるというのか、わからないから捨てられない。母に見せると「ほしのすなみたい」と言った。捨てない理由を見つけてもらった。

紙｜20種類くらい

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制作記06（2017. 11. 22）

落ち葉みたい。今年はまだ紅葉も見ていない。
自然な風合いを持つ里紙は、意外に繊維の絡まりが強く、硬い印象。

紙｜里紙
色｜からし / 柿

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‏
制作記07（2017. 12. 1）

作品の核になる部分。
紙粒(かみつぶ)と呼ぶことにした。
印刷して、切って、折って、数が集まると、紫陽花のように。

紙｜NYラシャ 100kg
色｜グレー 10、みずいろ

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コウゴ・カナエ

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2018-12-08

Making story

カミツブ

作品の制作過程やアイデアのストックの場です。
作品の構成要素である小さな紙の立体のことを「紙粒(かみつぶ)」と名づけ、
そこから派生して作品のための思考やアイデアやスケッチ全般の総称としました。

04｜2019. 03. 07｜フライヤー全文公開

　＊2019年3月の「Dimension 2019」展に向けたフライヤーの紹介です。
　背面の文章、20,047字を全文公開しました。

03｜2019. 02. 19｜制作録〈二〉

　＊2019年3月の「Dimension 2019」展に向けた新作の制作録です。

02｜2018. 12. 31｜SOKUJITSU Vol.4「コウゴ・カナエ分解計画」

　＊友人・高木望による、企画からリリースまでを1日で完了させる「SOKUJITSU」シリーズ。
　vol.4にてコラボが実現し、企画会議〜動画リリースまでを1日で行いました。

01｜2018. 12. 08｜制作録〈一〉

　＊2017年に行った「十二角展」の制作録です。　

コウゴ・カナエ

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2018-12-01

Dimension 2019

テンジ

English follows Japanese.

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Dimension 2019

会期｜2019. 03. 11 [月] - 03. 16 [土]

時間｜12:30 - 19:30 ＊最終日は17:00まで

入場｜無料

作家｜86.-halu-、三塚新司、河野紘幸、嘉春佳、コウゴ・カナエ

会場｜Gallery ART POINT

住所｜東京都中央区銀座 1-22-12 藤和銀座一丁目ビル 6F

ART POINT選抜メンバー5人によるグループ展に出展いたします
新作5作品および初公開の作品集をぜひお楽しみくださいませ。

Date｜March 11 [Mon] - March 16 [Sat], 2019

Open｜0:30pm - 7:30pm ＊Until 5:00pm on Saturday only

Charge｜Free

Venue｜Gallery ART POINT

Adress｜Ginza 1-22-12 TowaGinzaicchome bldg, Chuo-ku, Tokyo, Japan

I am going to join an exhibition by 5 people who the gallery selected.
I have been preparing five new artworks and an artwork-book for this exhibition.

■有楽町線新富町駅 2 番出口より徒歩4分
■有楽町線銀座一丁目駅 10 番出口より徒歩6分
■日比谷線浅草線東銀座駅 3 番、A7 番出口より徒歩 8 分
■銀座線、日比谷線銀座駅 A7 番出口より徒歩 8 分

□開催趣旨（ギャラリーより）

本展覧会では、既存の枠組みではなく、独自のアプローチ、技法とセンスが際立つ弊画廊が注目する5人の実力派作家の選抜グループ展となります。
展示タイトル「Dimension」は、次元や広がりを意味する言葉です。
21世紀初頭から急速に発達したインターネットをはじめとする新しいメディアの普及は、様々な問題を抱えながらも従来の媒体や枠組みを転換させ、数年前までは私たちが想像もできなかった次元へと世界は変貌しております。アートの分野においても、既存の表現方法にとらわれず、より多様な手法の作品が次々と生み出され、デジタルアートやCG技術を駆使したイラストレーション、アニメやマンガなどのサブカルチャーの発達は、アートや美というジャンルそのものの境界を曖昧なものにし、日々流動的に変化しています。これまでアートの世界に関心を持たなかった人たちも、イラストやアニメという媒体によって様々な次元で社会に対する問題提起を何らかのかたちで残すとき、こうした身近な表現方法はそれを受け取る側にもストレートに入り込み、今後のアートシーンを形作る新しい潮流となるでしょう。
本展覧会では、現代社会の次元や広がりをテーマにアートポイント選抜による5人の若手及び中堅作家たちの多種多様な表現スタイル、個人の内面で紡ぎだされる多元的なイメージや世界観をを現代のアートシーンの新しい潮流として展観したいと思います。

ご来場お待ちしております。

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